米国市場が独立記念日で休場する中、銀価格とアルミニウム価格は高値圏で足踏み状態。一方、ブレント原油価格は2カ月ぶりの高値に接近している。コモディティ価格の目先の値動きを探る。
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銀価格はレジスタンスで失速
銀スポット価格は、5月から6月にかけての下降トレンドチャネルを上抜けし、レジスタンスとなっていた6月下旬の高値30.85ドルに迫る30.67ドルまで上昇した。30.1ドルに位置していた下降トレンドチャネルのレジスタンスラインを上抜けた今、このラインはサポートに転換している。その下には6月28日の高値29.62ドルがサポートとして控えている。
30.67―30.85ドルにあるレジスタンスゾーンの上には、6月7日の高値31.55ドルが位置している。
スポット銀価格 日足チャート
資料：IT-Finance.com
アルミニウム価格、強気バイアス継続
アルミニウム価格は、2年ぶりの高値2,792から6月中旬の安値2,470ドルまで下落したが、2月から6月にかけての上昇トレンドライン（現在2,505ドル）に支えられながら、その安値を上回る水準で推移しており、強気バイアスが継続している。
3日の高値2,561を上回ると、2,582にある55日単純移動平均線（SMA）を突破できるかに注目が集まる。
予想に反して2,470を割り込んだ場合は、昨年12月の高値2,399が視野に入ってくる。
アルミニウム価格 日足チャート
資料：IT-Finance.com
ブレント原油価格は2カ月ぶり高値に迫る
ブレント原油先物価格は、先週金曜につけた2カ月ぶりの高値87.29を視野に入れた展開となっている。これは、3月中旬の高値87.11に近い水準であり、その上方には小型の心理的水準である90が控えている。
6月から7月にかけてのサポートライン（86.1）、その下には84.72―83.17ゾーンが強固なサポートとして控えている。このゾーンには、1月、3月上旬、5月上旬、5月下旬の高値、55日および200日単純移動平均線（SMA）が収束している。
ブレント原油価格 日足チャート
資料：IT-Finance.com
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