世界の株価指数が回復を続けている。4日は米国市場が休場で出来高が少ないが、独DAX指数やきょう5日の日経平均株価、香港ハンセン指数は上昇している。3指数の目先の値動きを探る。
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独DAX、50日単純移動平均線を上回る
ドイツを代表する株価指数であるDAX40は4日序盤の取引で、50日単純移動平均線（SMA）を上回り、6月の安値からの回復を続けている。
さらに上昇すると、5月の高値を起点としたトレンドライン（レジスタンス）が意識され、18,650付近の水平ラインのレジスタンスも効いてくる可能性がある。その上には5月の高値18,935も控えている。
一方、終値で100日SMAを下回ると、この強気な見方は否定されるだろう。
DAX 40 日足チャート
資料：ProRealTime
日経平均は41,000へ
日経平均株価は上昇を続け、40,000を突破したわずか数日後に41,000へ向けて階段を上っている。
4月、5月、そして6月の大半を支配していた日経平均の長い調整局面が、力強い上昇に転じた。3月の高値40,815が迫っており、これを超えると史上最高値を更新する。
短期的には、終値で40,000を下回れば、強気の勢いは一旦収束したことを示唆するかもしれないが、中期的には上昇トレンドが復活したように見える。
日経平均 日足チャート
資料：ProRealTime
香港ハンセン指数の反発続く
ハンセン指数は先週、100日SMAで反発してから上昇を続けており、新たな上昇トレンドが始まったことは明らかである。
6月上旬以降、過去に2回の反発があったが、いずれもその後下げに転じ、下げ幅が拡大していた値動きとは今回、異なってい
る。短期的には、6月中旬の高値18,430、50日SMA（現在18,430）のエリアが次の上値目標となろう。
一方、売り手は17,700と100日SMAを下回る反落を望んでいるだろう。
香港ハンセン指数 日足チャート
資料：ProRealTime
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