※2024年7月1日10時53分更新
天然ガス価格は引き続き低迷しているが、テクニカル面からは強気に傾いている。金価格、WTI原油価格を含めたコモディティ価格の値動きと重要な水準を探る。
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天然ガス価格は50日SMAに接近
天然ガス価格は6月の高値からの下落が続いているが、50日単純移動平均線（SMA）が200日SMAを上回ったことで、全体的な見通しは強気に傾いている。
終値で2,800を上回れば、安値が形成され、新たな上昇の始まりを示唆する可能性がある。その場合は、6月初旬の高値3,200を目指す展開が想定される。
一方、50日SMAを下回れば、200日SMAを試すことになりそうだ。
天然ガス価格 日足チャート
資料：ProRealTime
金価格はトレンドラインを突破
金先物価格は28日に反発し、2,300ドルから上昇、5月の高値を始点とする下降トレンドライン（レジスタンス）を上抜いた。
2,280ドルを再び試す展開は免れているが、強含みを維持するには強気派は50日単純移動平均線（SMA）を突き抜ける必要がある。さらなる上昇局面では先々週の高値2,365ドル、そして6月初旬の高値2,387ドルを目指すだろう。
逆に価格が反転し、トレンドライン（レジスタンス）を下回れば、2,280ドルに位置するサポートが再び視野に入る。
金価格 日足チャート
資料：ProRealTime
WTI原油価格は一段高に向け準備整う
先週1週間、WTI先物価格は高値圏での値固めに終始していた。
6月初旬に上昇し、現在は次の上昇に移る準備が整ったようにみえる。持続的な上昇が続く中、4月下旬の高値84.32ドルが次の上値目標となりそうだ。
売り手がこの強気な動きを阻止するには、終値で80ドルを下回る必要がある。終値で200日単純移動平均線（SMA）を下回ると、弱気な見方が強まるだろう。
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