香港ハンセン指数、香港株 - テクニカル分析見通し
- 香港ハンセン指数は、今後数週間の値動きを決定付ける重要な天井圏に接近している
- 注目すべき重要な水準とは?
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香港ハンセン指数のテクニカル分析見通し - 強気
香港ハンセン指数(HSI)は上昇の勢いが続いており、今後数週間の値動きを決定づける重要なレジスタンスに接近している。
HSIは10月の安値14,597から47%も急上昇しており、昨年11月に筆者が示したシナリオ1を無効にする動きとなっている。その代わり、香港のベンチマーク指数HSIは昨年10月以降、上昇チャネルに導かれている。チャネルの下限ラインは2022年第4四半期の早期を始点とした上昇トレンドライン(現在約19,920)、チャネルの上限ラインは昨年11月からの別の上昇トレンドライン(現在約22,410)に位置している。
ハンセン指数 240分足チャート
資料:TradingView
HSIは、先月中旬に18,415のレジスタンスを上抜けたことで、強気のチャートパターンである逆三尊(逆ヘッドアンドショルダー、左肩は昨年10月初旬の安値、頭部は昨年10月末の安値、右肩は昨年11月22日の安値)が示現し、筆者が指摘したシナリオ2通りの動きとなっており、21,800に向けて上昇する可能性が出てきた。
ハンセン指数 日足チャート
資料:TradingView
まだ上昇トレンド反転の兆候はないが、HSIは、さらなる上昇を阻むかもしれない重要な天井圏に近づいている。レジスタンスとなっているのは、2020年3月の安値21,140、2022年半ばの高値22,450、10月からの上昇チャネルのほぼ上限ライン付近、200カ月移動平均線(月足チャート参照)などである。もっとも、強いレジスタンスと言っても、ブレイクを伴えば、必ずしも上昇トレンドの反転を意味するものではない。
ハンセン指数 月足チャート
資料:TradingView
この点に関しては、先月中旬の高値19,927が当面の緩衝材となる。この水準を割り込むと、上昇圧力が一時的に弱まったことを意味する。その下に控える先月20日の安値18,885を下回ると、さらに下落し、それが短期的な高値となる可能性が高くなる。しかし、今のところ、目先のトレンドは上向きを維持している。
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--- DailyFX.com ストラテジスト マニッシュ・ジャラディ著