NY金・銀価格は、そろって上昇。FRBの利下げ観測や、ECBが利下げサイクルに転じたことを好感。テクニカル面で注目すべき動きが見られる中、金・銀価格の今後の見通しとは。
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【金価格のターゲット】
上値①:2,384ドル
上値②:2,400ドル
下値:2,364ドル
【銀価格のターゲット】
上値:32.51ドル
下値:30.00ドル
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金・銀上昇
NY金スポット(ドル建、XAU)および銀スポット(ドル建、XAG)価格は、6日にそろって上昇した。金は0.9%、銀は4.4%上昇した。さえない米国雇用指標を受け、FRB(米国連邦準備制度理事会)の利下げ観測が高まっていることや、5日のカナダ中銀に続き、ECB(欧州中央銀行)が利下げを実施したことなどが、金・銀価格を押し上げた。
金利が付かない金や銀は、金利が低下することで、相対的な魅力度が高まり、価格が上昇する傾向がある。
資料:BloombergよりDailyFXが作成。
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NY金価格の見通し
NY金スポット価格(ドル建)は、5月後半以降のレンジの上限2,364ドルを上方ブレイクし、上昇圧力が高まった可能性がある。RSIも50を明確に上回っており、金のモメンタムが強気であることを示唆している。
テクニカル面で強気シグナルが点灯する中、金価格の上昇を見込む。金価格は、フィボナッチリトレースメント38.2%水準2,384ドルへの上昇が視野に入る。この水準をブレイクすると、上昇圧力が一段と強まり、次の上値として、金価格は2,400ドルをトライしよう。
一方、米国雇用統計が事前予想を上振れた場合など、FRBの利下げ観測が後退し、金価格の下落圧力となる可能性がある。金価格が下落した局面では、レンジの上限2,364ドルがサポート転換しているかに注目。サポートとして機能した場合、金価格の地合いが強いことを投資家に印象付けよう。
【金価格のターゲット】
上値①:2,384ドル
上値②:2,400ドル
下値:2,364ドル
NY金スポット価格(ドル建)日足チャート
資料:TradingView
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NY銀価格の見通し
NY銀価格(スポット、ドル建て)は、心理的節目である30ドルを一時下方ブレイクし、下落圧力が強まると見ていたものの、その後、すぐに反発し、31ドル台まで戻している。RSIも50を上回って推移しており、銀のモメンタムが強気であることを示唆している。
テクニカル面で強気シグナルが点灯する中、銀価格の上昇を見込む。銀価格は、5月21日高値32.51ドルへの上昇が視野に入る。銀価格が利益確定売りなどに伴い下落した局面では、30.00ドルでサポートされるかに注目。サポートされた場合、銀価格の地合いが強いことを投資家に印象付け、再度上昇に転じる展開を見込む。
【銀価格のターゲット】
上値:32.51ドル
下値:30.00ドル
NY銀スポット価格(ドル建)日足チャート
資料:TradingView
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-- DailyFX.com ストラテジスト 木全哲也著