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円相場テクニカル分析見通し 2024年第2四半期:様々な要因が混在

円相場テクニカル分析見通し 2024年第2四半期:様々な要因が混在

ディエゴ・コルマン, ストラテジスト
原著者
DailyFXJapan, Research
翻訳者

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このページの内容

円相場は苦境が続きそうだが、先行きは明るい展開を予想する。本記事では、2024年第2四半期に向けた円相場のテクニカル分析による予測をストラテジストのディエゴ・コルマンが解説する。

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ドル/円

ドル/円は2024年初頭から数カ月間急騰し、2024年第1四半期末までに7%を超える上昇となった。この急伸の後、相場は2022年と2023年の高値を若干下回る水準で推移して、3月22日には心理的障壁となっている152.00付近に近づいたが、この水準には重要なレジスタンスラインがあり、今後しばらくの間は注意が必要になる。

想定されるシナリオでは、相場が152.00を上抜けると、理論的には上昇の勢いが強まり、154.00へ向かう勢いがつく可能性がある。しかし、ブレイクアウトが発生しても、日本の当局者が即時に円買いの為替介入に踏み切る可能性があるため、円安の勢いは長くは続かないかもしれない。そのため、152.00付近を上抜けた時こそが、円安の勢いが弱まるチャンスと見ることもできる。他方で、為替介入がなければ、強気派が158.50、その次は1990年4月の高値である160.00へと相場を押し上げる可能性が出てくる。

その一方で、ドル/円が現在の相場水準を維持できずに下落に転じた場合、3月の安値と200日単純移動平均線に近い146.50がサポートラインとなる。これを下回ると、サポートラインは順次145.00、143.50、140.45とシフトしていくが、最後の140.45は、2021年の安値と2022年の高値を基点に引いたフィボナッチ・リトレースメント23.6%と同程度の水準である。そして、この140.45からさらに円高が進んだ場合は137.00、次いで133.25が注目ポイントとなる。

ドル/円 週足チャート

グラフ, 折れ線グラフ, ヒストグラム  自動的に生成された説明

出所:TradingView、チャート作成:ディエゴ・コルマン

ユーロ/円

2024年第1四半期はユーロ/円も急伸し、一時165.00を突破して、約16年ぶりの高値をつけた。強気派が優勢に見える状況だが、大幅な円安は阻止したい日本の当局者が為替介入に踏み切る可能性があるため、相場が165.00を上回る水準で維持される可能性は低い。

万が一、165.00を明確に上抜けても、日本の当局者がこれを静観するようなことがあれば、強気派が、長期的な上昇チャネル上限付近の168.75に向けて相場を押し上げる可能性が出てくる。そして、ユーロ高の勢いが止まらなければ、心理的な障壁となる170.00付近の2008年高値に向けて相場が上昇し続ける可能性もある。

その一方で、今後数週間で上昇の勢いが減衰してユーロ/円が下落に転じた場合、弱気派がサポートラインと159.70付近の200日単純移動平均線に向けて、相場を押し下げていく可能性がある。相場は、この付近で底を打って反発するかもしれないが、ここを下抜けた場合、強気派はかなりの劣勢となり、チャネル下限付近の153.10のサポートラインに向かう反落になるかもしれない。その後、153.10で反発できなければ、まずは151.60、次いで148.70へと続落していく可能性がある。

ユーロ/円 週足チャート

グラフ, 折れ線グラフ  自動的に生成された説明

出所:TradingView、チャート作成:ディエゴ・コルマン

英ポンド/円

英ポンドも例外なく2024年第1四半期に対円で大幅に上昇し、190.00台を上回って、2015年8月以来の高値圏まで値を上げた。テクニカル分析の見通しは英ポンド優勢に見えるものの、2024年第2四半期はBOEによる利下げや日銀による金融政策の正常化が予期されることから、最も可能性が高いシナリオは中期的な英ポンド/円の下落である。

英ポンド/円が弱気に転じた場合、本レポート執筆時点で200日単純移動平均線と中期上昇トレンドラインが重なる189.00、次いで184.75付近がサポートラインとなる可能性がある。その後も下落し続けた場合の注目ポイントは、2023年12月と10月の安値178.00である。178.00付近で相場が反発するかもしれないが、ここを下回ると176.50、さらには172.25へと下落が進む可能性がある。

その一方で、強気派が優勢で、英ポンド/円を押し上げた場合、2024年の直近の高値である193.50がレジスタンスラインとなる。過去のパターンから、この水準に到達した途端に弱気派が優勢になるかもしれない。とはいえ、193.50が明確にブレイクアウトされた場合、2015年の高値196.00に向けて上昇していく可能性がある。

英ポンド/円 週足チャート

グラフ, 折れ線グラフ  自動的に生成された説明

出所:TradingView、チャート作成:ディエゴ・コルマン

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