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金は短期的に上昇の可能性、米ISM製造業の軟化でドルは下落

金は短期的に上昇の可能性、米ISM製造業の軟化でドルは下落

このページの内容

金、金/ドル、米ISM製造業、テクニカル分析 – トーキングポイント

  • ドルの下落を背景に、金先物相場は数カ月ぶりの大幅上昇
  • 米ISM製造業が軟化したことにより、米金融政策の過度な引き締めに対する懸念が和らぐ
  • リスク選好ムードの広がりは、金/ドルにプラスに働くかもしれない
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金先物相場は約2.32%上昇し、ほぼ6カ月ぶりの大幅高となり、9月下旬から続く上昇の流れに勢いを付けた。相場は、9月の安値1,614から4.7%超上昇している。第4四半期に入り、金/ドルの上昇に寄与したのは、ドルの下落と米国債利回りの低下である。

これは、米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した9月の製造業購買担当者景気指数(PMI)が予想外に低調な内容だったことが背景にある。9月のISM製造業購買担当者景気指数は50.9と、前回の52.8、予想の52を共に下回った。50を上回ると製造業活動の拡大、下回ると製造業活動の縮小を示す。9月は辛うじて50を上回ったが、新規受注指数は47.1、雇用指数は48.7と、共に好不況の境目とされる50を下回った。

市場は、米国の経済指標が米連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め政策にどのように影響するかについて、非常に敏感になっている。米経済指標の数値が事前予想をわずかに下回ったり、上回ったりすることで、幅広い金融市場において不安定な値動きを引き起こす可能性がある。3日も例外ではなかった。市場はまだ来年の利上げを織り込んでいるが、3日にはそれがいくらか後退した。

そのことを踏まえると、4日の金先物相場には何が待ち受けているのだろうか? 4日のアジア太平洋地域の取引時間帯には、オーストラリア準備銀行(中央銀行)が政策金利を引き上げると予想されている。各国の中央銀行による金融引き締めを維持する姿勢は、世界的に金融引き締めの方向に向かわせる可能性があり、それは一般的に金にとって脅威となる。

とはいえ、アジア太平洋地域の市場は、好調に推移した米国市場の流れを引き継ぐ可能性がある。3日はダウ工業株30種平均が前週末比2.66%高、S&P 500種株価指数が同2.59%高で取引を終了した。両指数とも、1日の上昇率としては数カ月以来の高水準となり、これも相場の流れを象徴しているように見える。このように、短期的にドルに売り圧力がかかり続ければ、リスク選好姿勢が改善し、それは金先物相場にとって好材料となるかもしれない。

金先物 テクニカル分析

日足チャートで見ると、金先物相場は20日単純移動平均線(SMA)を上抜けた。これにより、短期的に上げ幅を拡大する可能性がある。しかし、今年初めを始点とする長期の下落トレンドラインは、そう遠くない位置にある。このレジスタンスにより、再び下降トレンドとなる可能性は否めない。ここは注意を払って、投資行動を取る必要がある。

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金/ドル 日足チャート

XAU/USD Daily Chart

資料:TradingView

--- DailyFX.com ストラテジスト ダニエル・ドゥブロスキー著

ドゥブロスキー氏に連絡するには、Twitter で @ddubrovskyFX までお願いいたします。

DailyFX はグローバルなFXマーケットに影響を与えるトレンドのテクニカル分析とニュースを提供します。