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S&P500、ナスダック見通し:史上最高値時の投資は「怖くない」

クリス・ボーシャン, IGチーフ・マーケット・アナリスト
原著者
居林有里, 翻訳・編集主幹
翻訳者

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このページの内容

※2024年5月21日10時32分更新

今年は米国、日本、欧州、英国など世界の株価指数がこぞって史上最高値を更新し続けている。投資家やトレーダーはどのように反応すべきだろうか?

推薦者: クリス・ボーシャン
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多くの投資家が株価下落の可能性に神経質になっているかもしれないが、長年の分析によれば、株式相場が史上最高値を更新しているときに投資することは、中長期的には実際に有益な戦略となり得る。

米国株式相場は予想以上に頻繁に史上最高値を更新しており、1926年以降、3割の月で新記録が樹立されている。史上最高値更新後の12カ月平均リターンは10.3%とインフレ率の上昇ペースを上回り、史上最高値を更新していない時期の8.6%を上回っている。

新高値を恐れる必要はない

新高値更新後の株式投資を避けることは、長期的な資産形成に大きな悪影響を及ぼす可能性がある。英資産運用会社シュローダーのデータによると、1926年1月に100ドルを米国株式市場に投資した場合、2023年末にはインフレ調整後で85,008ドルの価値となり、年率7.1%のリターンとなる。

しかし、相場が新高値を更新するたびに現金に切り替える戦略では、最終的な価値は8,790ドルにとどまり、90%も低くなる。

目先はもみ合いの可能性も

どんな投資戦略も100%うまくいくことはない。新高値の後、記録的な高値が続くことはよくあるが、反落は最強の相場上昇時の特徴であり、「不具合」というわけではない。最近の例で言えば、4月の米国株価指数の反落のように短期間で終わるものもあれば、ずっと長く続くものもある。

トレーダーの視野が短期的なものであるならば、選択した時間軸における価格トレンドだけでなく、長期的なトレンド(相場の流れ)にも乗っていることを確認するのが堅実的だろう。

史上最高値は弱気に転じる理由にはならない

株式相場が前例のない水準に達したときに神経質になるのは当然のことだが、史上最高値の更新時期に投資を恐れる合理的な理由はないことは、過去のデータが明確に示している。相場が史上最高値を更新しても、それだけで投資家が株式市場での取引を躊躇するようなことがあってはならない。

他に考慮すべき事項があるかもしれないが、株式相場が史上最高値水準に達しただけでは株式を嫌う正当な理由にはならない。

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