※2024年6月10日14時37分更新
今週、ボラティリティの上昇が見込まれる、注目すべき銘柄は米ソフトウェア大手オラクル株（ORCL）だ。オラクルは第4四半期決算を控え、株価が振れる可能性がある。目先の値動きを探る。
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業績好調が見込まれる
オラクルは11日の米国株式市場大引け後に3―5月期（第4四半期）の決算を発表する。前四半期に引き続き好調な業績と見通しが示されれば、株価は史上最高値を更新する可能性がある。アナリストは、オラクルの人工知能（AI）サービスや主力のクラウドコンピューティング事業の進展が予想以上に進んでいる可能性があると指摘している。
1970年代半ばに設立されたオラクル社は創業者であるラリー・エリソン氏が依然として会長として継続してリーダーシップを取っており、11日の第4四半期決算発表でも何らかの発言が予想される。
前回の決算発表直後は株価急伸
株価は年初来で18.2%上昇し、S&P500種株価指数の上昇率（11―12%）を上回っている。下記日足チャートを見ると分かるように、第3四半期の決算が発表された3月11日の時間外取引で株価は急伸した。好業績と明るい見通しに買いが殺到した。
筆者は、アナリストの期待通りの結果となれば、株価が現在の水準123.41ドルから上昇すると予想している。目標株価は、3月21日に付けた日中高値である132.80ドルとしたい。で、前回の日中高値を参照している。ラリー・エリソン会長の継続的なリーダーシップが重要な要素として強調されている。オラクルは、金融市場ファンにとって来週注目すべき銘柄として描かれている。
オラクル株価 日足チャート
資料：IGTV
サムネイル画像：Askar - stock.adobe.com
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