今週の注目トレード:シカゴコーンのショート、エリオット波動が示唆
2024 06 18, 午前 01:07 +00:00※2024年6月18日11時09分更新
シカゴコーンは先週の高値464を天井に自立反発を終えたようだ。そこで、410付近を狙ったショートを考えている。ストップロスは465としたい。
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適切な水準のストップロスはなぜ重要か
トレードをする際、ストップロスをどこに置くかは非常に重要である。数週間前にショートでエントリーしたロブスタコーヒーを例に挙げると、このトレードは結果的に損切りとなってしまったが、過去の値動きからもっと大きな損失が出てしまう可能性もあったため、損失を最小限に抑えるため、史上最高値の上に置いたストップロス水準は妥当だったと考える。
4,140付近でショートエントリーしたロブスタコーヒーは、上昇後下げに転じ、現在は含み益が出るエリアに戻ってきている。しかし、過去の経緯を見てみると、価格は1月に高値を付けた後、3月にさらに高値を切り上げた。3月に高値を付けた時点のチャートからは下げに転じそうにみえたが、実際には3,300近辺から4,200まで大きく上昇した。ここでショートのエントリーをしていた場合、ストップロスを適切な水準に置かなかったとすれば、大きな損失を被ることになった。
現在、まだショートポジションを保有している場合は、史上最高値4,429の上にストップロスを置くのが得策だろう。
ロブスタコーヒー価格 日足チャート
資料:IGTV
先週のトレード:ナスダック100は条件満たさず、ショートエントリー見送り
先週はナスダック100のショートを考えていたが、それは指数が先週金曜の安値(下図の水平ライン)を下回った場合に限ると伝えた。なぜなら、先週金曜の安値を下回らなければ、天井を付けた形にならないからである。先週の時点で指数は高値を切り上げる一方、RSI(相対力指数)は低下しており、ネガティブダイバージェンスが起こっていた。その後、市場の迷いを示唆する同時線が2回示現した。
このようなテクニカル指標から下げに転じる可能性があるとみて、小幅なストップロスを置いてのショートエントリーを考えていたが、先週金曜の安値を割り込むことはなかったため、エントリーは見送った。その後指数はさらに上げ幅を拡大したため、ショートエントリーは見送って正解だった。
ナスダック100 日足チャート
資料:IGTV
今週のトレード機会:シカゴコーンのショート、エリオット波動が示唆
資料:IGTV
今週注目しているトレードはシカゴコーンのショートである。理由は、200日単純移動平均線を下回っているのに加え、エリオット修正波(ABC)パターンが形成されているためである。このようなテクニカル指標に基づき、先週金曜の高値464の上という狭い幅でストップロスを設定し、下値目標は410付近としたい。
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