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米ドル見通し:堅調、米国債利回りの上昇と原油高が支え

米ドル見通し:堅調、米国債利回りの上昇と原油高が支え

居林有里, 翻訳・編集主幹
翻訳者

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このページの内容

※2023年10月18日16時36分更新

米ドル、原油、米国債利回り、ユーロ/米ドル、豪ドル/米ドル、中国GDP、金 - トーキングポイント

  • 日銀が臨時の国債買い入れを実施する中、ユーロはレジスタンスを試す展開に
  • 中国GDPは堅調な内容となり、豪中銀のハト派姿勢が強まるとの観測で豪ドルが上昇
  • 米ドルが再び上昇に転じた場合、ユーロ/米ドルは下落トレンド再開となるか?
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17日のニューヨーク外国為替市場で米ドル相場は、米国債利回りが数年来の高水準に上昇したことを受け、上昇したものの、18日のアジア時間には下落に転じた。

9月の米小売売上高は前月比0.7%増と、予想の0.3%増を上回り、8月の0.6%増をわずかに上回った。

米国債利回りは、5年債と7年債の上昇幅が最も大きく、それぞれ約15ベーシスポイント上昇した。

金融政策に敏感に反応する米2年債は17日、2006年以来17年ぶりに5.24%まで上昇し、長期金利の指標となる10年債利回りは今月初めに付けた、2007年以来の最高水準4.88%に肉薄した。

パレスチナ自治区の病院への空爆に関し、イスラエルとパレスチナが相手の責任だと互いに非難し合う中、利回りの上昇にもかかわらず、金スポット価格は1,940ドルを上回り、1カ月ぶりの高値まで値を上げた。

バイデン米大統領とアラブ首脳の会談は凍結され、原油先物相場は先週の高値を目前に2%超上昇した。

原油先物指標のウエスト・テキサス・インターミディエイト(WTI)は88.80ドルまで、ブレントは92.18ドルまで上昇した。両原油先物とも、欧州時間に入ると上げ幅を縮小している。

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豪ドル/米ドルはここ数日、堅調に推移している。昨日公表されたオーストリア準備銀行(RBA、中央銀行)の議事要旨がタカ派的な内容だったことが、きょう18日のイベントでのミシェル・ブロックRBA総裁の発言によって裏付けられ、さらに豪ドル買いを誘ったようだ。金利市場では、2024年7-9月期(第3四半期)末までに25ベーシスポイントの利上げが実施されると織り込まれている。

中国国家統計局が今朝発表した7-9月期(第3四半期)の国内総生産(GDP)も豪ドルを支えた。GDPは前期比1.3%増となり、予想の0.9%増と前期の0.8%増をともに上回った。

中国の習近平国家主席は18日、北京で開催された「一帯一路」首脳会議で講演し、製造業に対する外資規制が緩和されると述べた。

一方、中国の不動産セクターの不透明感は根強い。中国不動産開発大手の碧桂園(カントリー・ガーデン)はオフショア債で、数時間後に期限が迫る利払いをまだ行っておらず、デフォルト(債務不履行)に陥る可能性が高まっている。

17日の米国株の流れを引き継ぎ、きょうのAPAC(アジア太平洋地域)の株式もさえない動きとなった。中国のCSI300指数は、GDPが上振れたにもかかわらず、0.5%超の下落となった。

日本銀行は18日、金利上昇を抑制する狙いで、臨時の国債買い入れオペ(公開市場操作)を通知した。10年物国債利回りは、2013年以来初めて0.81%を超えた。米ドル/円は149.50を超えたが、安定的に推移した。

今後の予定としては、英国とユーロ圏のインフレ指標のほか、米国では9月の住宅着工件数と建築許可件数が発表される。

経済指標カレンダー全体はこちらでご覧いただけます。

ユーロ/米ドル|テクニカル分析

ユーロ/米ドルは17日米国時間に上昇し、下降トレンドチャネルの上限バンドを試した。その地合いを引き継ぎ、きょうも底堅く推移している。

トレンドラインを確実に上抜けた場合は、より長期的な弱気相場が一服し、相場が反転する可能性がある。

ブレイクアウト・トレードの詳細については、以下のバナーをクリックしてください。

ブレイクアウトトレーディングの基礎
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直近のレジスタンスは、34日単純移動平均線(SMA)と重なる1.0620付近のブレイクポイントと過去の高値だろう。

同様に、55日SMAに近いもう1つの過去の高値1.0673もレジスタンスとなる可能性がある。

これらの水準より上では、1.0830のブレイクポイント付近に位置する100日および200日SMAがレジスタンスとして控えている。

下落局面では、1.0480と1.0440など、直近で試された2023年初頭のブレイクポイントと安値付近がサポートとなる可能性がある。

ユーロ/米ドル 日足チャート

資料:TradingView

--- DailyFX.com ストラテジスト ダニエル・マッカーシー著

マッカーシー氏に連絡するには、Twitter で @DanMcCathyFX までお願いいたします。

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